死にたがりの手紙

うつ病。基本的に早く死にたいと思いながらまだ生きてます。

摂食障害と窃盗症

毎日書くことがTVのことで申し訳ないが、

今日の世界仰天ニュースSPでは、元マラソン選手・原裕美子選手の摂食障害と万引きについてやっていた。

彼女の思考回路や孤独感に、そうだよねわかるわかる…と共感するところがあった。

 

 

news.yahoo.co.jp

この記事に詳しく書いてあるが、

摂食障害の始まりは、現役時代の厳しすぎる食事制限や体重管理にストレスを感じての過食嘔吐だったそうだ。

体も飢餓状態で、ハードワークで疲れ果てて、彼女がほんの一時ストレスを解消して生き延びるためには、過食嘔吐が必要だったんだと思う。

私自身、過食しているときだって、決して心が楽になる瞬間なんてない。ただ食べている間とその後寝落ちする間だけは何も考えなくてすむから、その一瞬のためだけに、太ってもただただ食べていたと思う。

齋藤学の本に書いてあったが、酒瓶も冷蔵庫も何も聞かないし何も言わないから。他人といると気ばかり遣ってしんどくて、一人になって何もしゃべらない食べ物と向かいあっているときだけ、解放されたような感覚を得られるのだ。

 

今日の番組では、原さんが大きなストレスを感じるたび、食べ吐きと万引きがひどくなったと言っていた。でも一時、パンを盗ろうかお店でぼんやり迷っていた時、ファンの子に声をかけられて、「万引きしてたら、この子たちがっかりする」と思って万引きをやめられたエピソードもあった。

自分を応援してくれる、認めてくれている、という感覚が得られたとき、自然に問題行動は消える。やっぱり誰かが「あなたを好き、あなたは特別、あなたは普通の人だけど、私にとってはかけがえのない人だよ」って伝えてくれたら、心は満たされると思う。

 

原さんは最後に、

「つらいっていうことを誰かに言ったら迷惑なんじゃないかと思っていた。それで我慢して我慢して、爆発した。今はつらいとき誰かに相談できる」と語っていた。

私も、「つらいって他人に言ったところで、どうなるの。そこで拒絶されたらどうすればいいの」という思いがある。だから人に言えないことが降り積もっていく。

職場でも、仕事を長く続けている管理職の人なんかは、実に上手に自然にガス抜きしている。「〇〇なのよね~」とか言って、上手に愚痴をこぼすことができる人が多い。

溜め込んで、誰か気づいてっていう態度をしているよりは、言葉で言った方がいいんだと思う。頭ではそうわかっているけど、難しい。

今の私は、今日の番組を見て、例えば万引きして捕まれば仕事に行かなくてもいい、病んでいるからって人生から休めるっていう事を思ってしまった。

私はまだ良くなりたくないのかもしれない。まだ病んでいて、もがいている。